頑張る主婦

退職を決めたのは、母に発した言葉で自分の限界に気付いたから

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母は肺癌です。
手術ができないとのことで、抗がん剤治療を続けております。
私が退職を決意したのは、そんな母とのやりとりの中にありました。

「主婦が正社員を辞めて後悔はないか。失ったものと得たもの。」の記事にある通り、私は「人の心を失ってしまっている自分」に気付いたのです。

退職など微塵も考えていなかった時期~退職を決意した時までを綴っておきます。

 

いついつまでがんばろう期

病気が分かった当初は「何クールか入院して点滴をしたら、その後は通院でOK」的な話でした。(←母曰く)
正社員で働いていて仕事を休むことができなかった(したくなかった)私は、医師の説明を聞く機会もなく、あやふやな母の説明を信じておりました。

今までやってきた「仕事」と「家事」に、「母の病院へ行く」ということが増えただけ。
と、当初は退職することなど考えておりませんでした。

「クールが終わるまでは踏んばって頑張ろう!!」

と、母の状態や治療内容もちゃんと把握しないまま、ただ漠然と「クールの終了」というところを目指して、家事→仕事→病院をたんたんと繰り返しておりました。
これを乗り越えさえすれば、またいつもの毎日に戻るから…と。

 

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やれるとこまでやってやる期

そしてついに「クールの終了」の時がやってきました。
…のですが
「薬があまり効いていない。別の薬に変えてみる。そして、今後はもうクールの終了などない。」とのことなのです。
相変わらず、あやふやな母の説明なわけですが…汗

とにかく、抗がん剤治療での入退院は今後も繰り返され、いつまでとかそういう目途などないということなのです。

早朝の弁当作りから始まり、移動時間など含め約10時間を仕事に費やし、いったん帰宅し夕飯を作り、急いで病院へ向かい、帰宅したら再び家事の続き。
忙しくはあるものの、こんな生活も数か月続くと慣れてくるものです。

でもね、やっぱりしんどいな~って思う時もあって。
だけど、どうしても仕事を辞めることができないと思う自分なりの事情があったのです。

ちょうど母の病気が分かった頃から始まった新規開拓業務があって、その業務内容は私が言い出しっぺであったことから、リーダー的役割を担うことになっておりまして。

だから途中で投げ出すわけにはいかないし、せめて区切りのいいところまでは仕上げておかなくては会社に迷惑を掛けてしまうと思っていたのです。
というわけで、

やれるとこまでやってやろう!!

と、自分が限界と感じる時までは続けることを決意したのです。

 

ついに退職を決意する出来事が

限界にチャレンジ!!を決行した私ですが、ついに退職を決意する時がやってくるのです。

いつものように、仕事から帰り、散らかった部屋を片付け、夕飯の支度をし、洗濯物を取り込み、洗濯機を回したまま、急いで車を走らせる私。

息をきらしながら病室に着いた私に「あんたは働けて幸せやで。私なんかずっと病室で寝てるだけ。何にも楽しくない。」と母が言った時。

新規の業務のプレッシャーやストレスと疲労で限界間近だった私が母に発した言葉は

自分、ずっと寝てるだけでええんやんかっ!!

うらやましいわっ!!

はい。最低です。鬼です。
母の気持ちなど微塵も考えておりません。
もう自分のことしか考えられない最低最悪人間です。

自分の発した言葉にハッ!!とし、

もう辞めよう

と、決意したのでした。

その頃は自分が手掛けていた業務もある程度は区切りがつき、ギリギリなんとか後任に渡せることができる段階に入ったと思ったので、退職したい旨をすぐに伝えに行きました。
まだまだやりたいことはありましたが、全てやろうと思っていてはキリがありません。

 

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限界を超えていても自分では気付かないこともある

独身の頃からお世話になっている会社で、結婚式にも来ていただいているので、会長も社長も母とは面識があります。
そんなこともあって、日ごろからとても気にかけていただいておりました。

社長の奥様に退職したいと思っていることを伝えた時「家事に仕事に病院に忙しくしている姿を見ていて、実はずっと心配していたの」と。
他の皆様も、とても親身に考えてくれていました。

自分ではまだ限界は先にあると思っていたわけですが、まわりから見ればすでに限界を超えていたのかもしれません。
一定のラインを超えてしまっている時、案外じぶんでは気づかなかったりするのかなと。
だからこそ危ないのだと思います。

私のちっぽけな意地とプライドと責任感で限界にチャレンジしていたわけですが、そんなものよりもっと大事なものがあるし、自分が思うよりまわりは暖かく見守ってくれているんだなと。

「心を亡くす」と書いて「忙しい」。
日々の忙しさから、大事なものを見落としていたんだなぁ~って思っています。

 

 

 



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