若い頃には全く分からなかった中年の辛さ。
そのひとつが「腰痛」。
腰が痛む?意味わかんないんですけど?って感じだったんですけど。
なっていみると、こんなにも辛いんですね…泣
年々酷くなり、今ではすっかり慢性腰痛で、痛みのない感覚を忘れてしまっているほどです。
で、なんとか楽チンでお金もかからず治せる方法はないものか…と考えた結果、候補にあがったのが「うつぶせ寝」。
大人のうつ伏せ寝には腰痛以外にも様々な良い効果があるようなのです。
「腹臥位療法(ふくがいりょうほう)」と呼ばれる「うつぶせ寝健康法」をご存知でしょうか。
聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんが今年の7月に105歳で死去されました。
そして、この日野原さんが生前提唱しておられたのが「うつぶせ寝健康法」。
もともとは寝たきりの方の床ずれ対策で、看護や介護の現場から始まったとか。
現在では呼吸器系疾患への治療としても利用されているようです。
さて、うつぶせ寝には一体どのような効果があるのでしょうか。
目次
うつぶせ寝の効果は?
肩凝りや腰痛の緩和
「うつぶせ寝」がなぜ肩凝りや腰痛に効果があるのか。
それは、血の巡りが良くなるから。
仰向けで寝ると、背骨周辺の太い血管が内臓に圧迫されてしまいます。
その結果、全身の血流が悪くなってしまうのです。
一方、背中に負担の掛かりにくい「うつぶせ寝」であれば、血管が圧迫されることなく血の巡りがよくなり、肩凝りや腰痛が和らぐらしいのです。
血行が良くなり消化器官の働きが活発になることで、便秘にも効果があるらしいですよ!!
イビキ、睡眠時無呼吸症候群の予防
イビキが原因で寝室を別にしていらっしゃるご夫婦も多いとか。
眠っている間に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」は、なかなか本人では自覚しにくいので、おひとりで寝ている方は気付かない場合も。。。
この「イビキ」や「睡眠時無呼吸症候群」は何故おこるのか?
それは気道が確保されていないからなのです。
イビキをかいている時の体勢って、仰向けで寝ていることがほとんどでしょう。
仰向けで寝ていると顎が上に上がり気道が狭くなってしまうのです。
逆に「うつぶせ寝」では気道が確保され呼吸がしやすいので深く眠ることができるのです。
確かに、うつぶせ寝でイビキをかいている人を私は見たことがありません…笑
よだれや痰が出やすくなり肺炎の予防に
よだれや痰は、病原菌を体外へ排出する役目があるのです。
ですが、仰向けで寝ていると気道や口腔内に病原菌がとどまってしまいます。
「うつぶせ寝」であれば、よだれや痰が出やすいため咳が軽くなり、肺炎の予防にもなるんだとか。
朝起きたらよだれで顔がベチャベチャ。。。。。とか、ちょっと嫌ですけどね…苦笑
自律神経が整う
私たちは起きている時は胸式呼吸をしています。
それが、「うつぶせ寝」で胸が圧迫されることにより、腹式呼吸ができるんだとか。
腹式呼吸により深く呼吸をすることで、リラックス効果が高まり自律神経が整うのです。
呼吸が深くなり熟睡できることで、目覚めがスッキリするのではないでしょうか✨
赤ちゃんとお年寄りはチョット待って!!
自分で寝返りをうてない赤ちゃんは「うつぶせ寝」は厳禁!!
仰向け寝でもSIDSは起こりますが、「うつぶせ寝」はその発生率が高いんだそうです。
また、寝たきりのお年寄りは事前に主治医の先生に相談してくださいね。
腹臥位療法を実施している施設でしたら詳しく説明してもらえて安心です。
寝たきりの方は骨折と窒息が心配ですので、誰かが傍に付いて見守ってあげてください。
あとがき
仰向けで寝ている方が、なんだかお行儀が良く見えます。
うつぶせ寝って寝相が悪いようなイメージ。
でも、こんなに良い効果があるなら試してみよう🎵
寝るだけで楽チンそうだし!!
一部が開いた円座型の枕や抱き枕を使うと良いんだとか。
アイテムをちょっと調べてみようと思います🎵
正しい「うつぶせ寝」で腰痛改善&良い睡眠ができるといいな✨